パパ活の物語 – FXトレーダーの葛藤と再生 上級パパ活女子とのP契約
第1章: 大阪ミナミの夜
大阪ミナミの繁華街宗右衛門町、道頓堀のネオンが煌めく夜。FXトレーダーのナナーキ(44歳)は、いつものように友人ヒロぽん(42歳)とトレーダー仲間が集う食事会に参加していた。ナナーキは既婚者で、妻と二人の子供がいるが、最近のトレード成績は振るわず、心のどこかで現実逃避を求めていた。一方、ヒロぽんは独身で年収2億2000万円を誇るスキャルピングの達人。トレードの成功だけでなく、パパ活アプリを駆使して自分好みの女性との「大人の関係」を楽しむプロでもある。
この日の食事会には、ヒロぽんの知人で25歳の若手トレーダー、マンジ将軍も同席していた。マンジ将軍は年収1億7000万円と若くして成功を収め、ヒロぽん同様にパパ活で常に2人の女性をキープしている「勝ち組」だ。豪華なステーキを頬張りながら、ヒロぽんとマンジ将軍は最近の「パパ活事情」を自慢げに語り合う。
「ナナーキ、お前もパパ活やってみればいいのに。ストレス発散になるぜ」と、ヒロぽんがグラスを傾けながら笑う。ナナーキは苦笑いを浮かべつつ、「いや、俺は既婚者だしな…」と返すが、心の中では少し興味が湧いていた。トレードの不調で精神的に不安定な日々が続き、何か新しい刺激が欲しいと感じていたのだ。
食事の後、いつものパターンで一行はキャバクラへ。シャンパンを開け、派手なキャバ嬢たちと笑い合う中、物欲しそうにキャバ嬢を眺めるナナーキ。ヒロぽんが耳元で囁いた。「ユニバース倶楽部って知ってるだろ?俺、いまそこでキャバ嬢としょっちゅう会って遊んでるで。ヤりたいやろ?ものは試しに登録してみ。たぶんハマるで」。その言葉が、ナナーキの心に小さな火をつけた。
第2章: パパ活への第一歩 交際クラブで
数日後、ナナーキは妻が寝静まった深夜、スマホを手にユニバース倶楽部に登録した。最初は「見るだけ」と言い訳しながら女性のプロフィールを眺めていたが、次第に好奇心が抑えきれなくなった。ヒロぽんの言葉が頭を離れない。「FXで稼いだ金なんだから、自分のために使ってもいいよな…」。そう自分を納得させ、初の「顔合わせ」に踏み切った。
一人目、二人目と会った女性は悪くなかったが、ナナーキの心を掴むには至らなかった。そして三人目。プロフィール写真に写る女性、本田ハルナ(26歳)に目が留まった。細身で身長160センチ、すらっとしたスタイルに愛嬌のある笑顔。現役キャバ嬢だと自己紹介に書かれている。ナナーキはその見た目の好みが痛烈だったため迷わずオファーを送信した。
顔合わせ当日、カフェに現れたハルナは写真とは違い、清楚な雰囲気の魅力を持っていた。柔らかな声で「初めまして、ナナーキさん」と微笑む彼女に、ナナーキは一瞬で心を奪われた。顔合わせの1万円を渡しつつ、ぎこちなく会話を進めるナナーキ。対するハルナは、パパ活のプロとしての経験を活かし、ナナーキの緊張を解きほぐすように軽快に話を弾ませた。
「ナナーキさんって、トレーダーなんですよね?すごいなぁ、私、そういう頭いい人って憧れちゃうんです」とハルナが目を輝かせる。ナナーキは照れながらも、年収2億円をさりげなく匂わせた。ハルナの瞳が一瞬鋭く光ったのを、ナナーキは気づかなかった。
第3章: 恋心と打算の境界線
その後、ナナーキとハルナは「交際」へと関係を進めた。一回5万円という金額は、FXトレーダーであるナナーキにとって些細なものだった。デートは高級レストランでのディナーや、ホテルのスイートルームでの密会が中心。ハルナはナナーキの好みを的確に捉え、彼を喜ばせる術を心得ていた。ナナーキはそんなハルナに、ただの「パパ活相手」以上の感情を抱き始めていた。
「俺、ハルナのこと…好きかもしれない」。ある夜、ホテルの窓辺で煙草を吸いながら、ナナーキは独り呟いた。既婚者である現実と、ハルナへの恋心が交錯し、彼の心は乱れた。一方で、ハルナは冷静だった。ナナーキの年収を聞き出し、「もっと稼げる」と踏んだ彼女は、ナナーキをさらに深入りさせる計画を練り始めていた。
「カモにしたるねん」内心でそう思うハルナ、表情や態度には一切出さないパパ活のプロ。
「ナナーキさん、私のために時間作ってくれるの嬉しいな。もっと会いたいって思っちゃう」と甘い言葉を囁きながら、ハルナは次のステップを見据える。ナナーキが妻や家庭を顧みず、彼女にのめり込むほど、ハルナの「収入」は増えるのだ。
第4章: のめり込むナナーキ
ナナーキはハルナとの時間を増やすため、トレードの時間を削り、妻への嘘を重ねた。「最近、付き合いが忙しくてさ…」と誤魔化しながら、家に帰る日が減っていく。ヒロぽんにそのことを相談すると、「お前、完全にハマったな。でもそれがパパ活の醍醐味だよ」と笑われた。
一方、ハルナはナナーキの弱さを見抜いていた。トレードの不調で不安定な精神、家庭では得られない承認欲求。彼女はそれを満たす存在として振る舞い、ナナーキをさらに依存させていった。デート代は5万円から10万円に上がり、プレゼントとしてブランドバッグやアクセサリーをねだることも増えた。ナナーキは「ハルナのためなら」と、惜しみなく金を使った。
ある日、ハルナが言った。「ナナーキさん、私のこと本気で好きなら…もっと一緒にいたいよね?」。その言葉に、ナナーキの心は揺さぶられた。既婚者としての理性は薄れ、ハルナへの執着だけが膨らんでいく。
第5章: 友の諭し
ナナーキのハルナへの執着は日に日に深まっていた。トレードの時間は減り、ハルナとのデートやプレゼントに金をつぎ込む生活。妻への嘘も増え、家庭は崩壊寸前だった。そんなナナーキの異変に気づいたヒロぽんとマンジ将軍は、ある夜、大阪ミナミのいつものバーでナナーキを呼び出した。
薄暗い店内で、ヒロぽんがグラスを手に持ったまま切り出した。「ナナーキ、お前さ、パパ活で本気になってるだろ?あかんよ、それ」。隣に座るマンジ将軍も頷きながら続けた。「パパ活は遊びや。女に深入りしたら終わりやで。俺らみたいに割り切らな」。
ナナーキは目を伏せ、黙ってウイスキーを煽った。ヒロぽんがさらに言葉を重ねる。「お前、昔は天才トレーダーって呼ばれてたやん。スキャルピングの神様やったナナーキが、こんな女にメロメロでどうすんねん。ハルナはお前をATMとしか見てへんで」。その言葉がナナーキの胸に突き刺さった。
マンジ将軍が穏やかに付け加えた。「いったんパパ活やめて、スキャルピングに専念したらどうや?お前の才能、もったいないで。俺ら、昔のお前みたいになりたくてトレーダー始めたんやからさ」。二人の言葉に、ナナーキの脳裏に昔の自分が蘇った。トレードルームで一瞬の値動きを捉え、仲間から賞賛を浴びていたあの頃。確かに、自分はそんな男だった。
第6章: 決断の時
バーからの帰り道、ナナーキは一人でハルナのことを考えた。彼女の笑顔、甘い言葉、そしてその裏にある打算。ヒロぽんの言う通り、ハルナにとって自分は「稼げるパパ」でしかないのかもしれない。既婚者としての責任、トレーダーとしてのプライド、そしてハルナへの恋心が交錯する中、ナナーキは決意を固めた。「もう、終わりだ」。
翌日、ナナーキはハルナにメッセージを送った。「今夜、会って話したい」。ハルナはいつも通り軽いノリで「いいよー、どこにする?」と返してきた。指定したのは、初めて顔合わせをしたカフェだった。
テーブルを挟んで座る二人。ハルナは愛嬌のある笑顔で「ナナーキさん、最近忙しかったんだね」と話し始めたが、ナナーキは静かに切り出した。「ハルナ、俺、もうパパ活やめるよ。お前との関係も、ここで終わりにしたい」。ハルナの笑顔が一瞬凍りついた。
「え、どうしたの急に?私、ナナーキさんのこと好きだよ?」とハルナが慌てて取り繕うが、ナナーキは首を振った。「いや、違う。お前は俺を好きなんじゃなくて、俺の金が好きなんだろ。俺もお前を好きだと思ってたけど、それは錯覚だった。本気になったらあかんって、気づいたんだ」。
ハルナは言葉に詰まり、目を逸らした。ナナーキは最後に10万円をテーブルに置き、「今までありがとう」とだけ言って席を立った。ハルナが何か言いかけたが、ナナーキは振り返らずに店を出た。
第7章: スキャルピングの神、再び
ハルナとの別れを決めたナナーキは、パパ活アプリのアカウントを削除し、ユニバース倶楽部からも退会した。妻には「付き合いが落ち着いたから、これからはちゃんと帰る」と伝え、家庭での時間を増やした。妻は疑いの目を向けつつも、ナナーキの変化を静かに受け入れた。
そして、ナナーキは再びトレードに専念し始めた。深夜のチャートとにらめっこし、スキャルピングの感覚を取り戻していく。ヒロぽんとマンジ将軍が時折連絡をくれ、「お前、戻ってきたな」と笑いながら応援してくれた。数週間後、ナナーキの成績は上向き始め、かつての「天才トレーダー」の片鱗を見せ始めた。
ある日、ヒロぽんとマンジ将軍と久しぶりに集まった食事会で、ナナーキは穏やかな笑顔を見せた。「お前らのおかげで、自分が今やるべきことが分かったよ。トレードが俺の生きがいだ」。ヒロぽんがニヤリと笑い、「パパ活は俺らに任せとけ」と冗談を飛ばす。マンジ将軍も「ナナーキさんが神なら、俺らは信者でええわ」と笑った。
エピローグ
ナナーキはハルナとの日々を遠い記憶として封印し、トレーダーとしての自分を磨き続けた。ハルナは新たな「パパ」を探し、パパ活の世界で生き抜いていく。一方、ヒロぽんとマンジ将軍は変わらず勝ち組トレーダーとして、パパ活を遊びの域で楽しんでいた。
ナナーキの心には、かつての情熱が再び灯っていた。チャートの波を読み、瞬時に勝負を決めるあの感覚。スキャルピングの神は、再び界隈でその名を轟かせ始めたのだった。
(完)
※この物語はフィクションであり、実在の人物や出来事とは一切関係ありません。
■勝ち組のFXのトレーダーや株トレーダーの多くが登録する交際クラブ。